音響調整パネル
ABパネルは、体育館、音楽室から一般事務所まで、あらゆる室内の正確な音響調整を目的に開発された、如何なる音響特性要求もフレキシブルに対応できる画期的壁面パネルです。

今迄の吸音材料は、低音・中音・高音3帯域のなかで、吸音できる帯域が一つに限定されたため、音響調整時の材料選択が非常に困難でした。又、室内体積、室内表面積比によって吸音力が変化するため、同じ吸音材でも部屋の条件によって特性が変化し音響調整を非常に複雑にしていました。
ABパネルの特徴
@全音域の吸音可能
低音・中音・高音の三帯域の吸音特性を持つ上、取付け室内の体積、表面積比の如何なる範囲に対しても、調整可能な特性を持つ画期的なパネルです
A残響時間の調整が容易
室の残響時間を0.1sec〜3.0secの間で、調整可能
B美しい仕上り
従来の一種類の穴あき板ではなく、1枚の表面材に穴経、穴ピッチを変化させることにより、斬新な意匠設計が可能です
C音響弊害の防止
ロングパスエコー・フラッターエコー(鳴竜)・残響過多
D優れた施工性・工期の短縮化
ABパネルは工場で、表面材・グラスウール・スチロール・寒冷沙を一体化し組み立てていますので、施工の組み手間が、たいへん容易になります
当社が開発したABパネルは、3帯域全ての吸音特性わもち、取付け室内の体積・表面積比のいかなる範囲に対しても調整可能な特性をも合せ持つ、画期的パネルです。又施工面に応じて工場で調整、組立て、出荷しますので、性能が安定し施工時の音響調整も非常に容易になっています。
意匠的には、有孔板特有の目がちらつく現象を各単位面積を小さくすることで解決し、現代建築のあらゆる壁画デザインに有機的に対応させています。ABパネルは、クライアント、設計士、施工者の皆さんの、あらゆる音響ニーズに適確に対応致します。